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 Japan Academic Society of Wind Music

第24回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞 academy24

演奏部門/海上自衛隊東京音楽隊

海上自衛隊東京音楽隊

●推薦理由●
長年に渡り国内外においての演奏活動ならびにCD制作にも積極的に取り組んでおられ、昨年8月にリリースされた「祈り〜未来への歌声」が、第55回日本レコード大賞企画賞、第28回日本ゴールドディスク大賞クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー、第6回CDショップ大賞クラシック賞を受賞された功績を称え、今回受賞の運びとなりました。

●プロフィール●
海上自衛隊東京音楽隊:東京音楽隊は、海上保安庁音楽隊を前身とし、昭和27年海上警備隊音楽隊として発足しました。保安庁警備隊音楽隊、海上自衛隊音楽隊と名称を変え、昭和31年に現在の名称となり、海上自衛隊を代表する防衛大臣直轄の音楽隊として「隊員の士気高揚のための演奏」、「儀式、式典における演奏」、「広報演奏」を任務とし、日本国内にとどまらず、幅広い演奏活動をしています。今上天皇即位の礼、皇太子殿下ご成婚パレードをはじめ、オリンピック、世界陸上競技会、万国博覧会等の国家的な行事に参加しており、“天皇陛下御即位二十年をお祝いする国民祭典”(平成21年)では奉祝演奏を行いました。また、ロシア海軍300周年記念行事(平成8年)、大韓民国国際観艦式世界音楽祭(平成10年)、ノルウェー・ミリタリー・タトゥー2014(平成26年)等に招待され参加したほか、海上自衛隊練習艦隊が毎年実施している遠洋練習航海に隊員を派出し、世界各地の港を中心に音楽を通じての国際親善に貢献しています。国内では定期・定例演奏会をはじめ、全国各地でのコンサート、世界吹奏楽大会、日本吹奏楽指導者クリニック、21世紀の吹奏楽“響宴”等への出演に加え、CD録音にも積極的に取り組んでいます。平成25年8月にリリースされた「祈り〜未来への歌声」が、第55回日本レコード大賞企画賞、第28回日本ゴールドディスク大賞クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー、第6回CDショップ大賞クラシック賞を受賞しました。

作・編曲部門/(故)三善 晃

(故)三善 晃

●推薦理由●
合唱を含む声楽曲、器楽曲、管弦楽曲、電子音楽、現代邦楽など作品は多岐に渡り、日本の作曲界の重鎮として後進の日本の作曲家に与え、日本の音楽全体の水準の底上げに絶大な貢献をされましたことを称え今回表彰の運びとなりました。

●プロフィール●
1933年東京生まれ。3歳の頃から自由学園の「子供ピアノ・グループ」でピアノ、ソルフェージュ、作曲を学び、小学校に入った頃から平井康三朗に作曲とヴァイオリンを師事した。1951年東京大学文学部仏文科に入学。在学中の1953年、「ソナタ」が第22回日本音楽コンクール作曲部門第1位、1954年「ピアノと管弦楽のための協奏交響曲」が第3回尾高賞、文化庁芸術祭奨励賞を受賞し注目される。1955年給費留学生としてパリ音楽院に留学、アンリ・シャラン、レイモン・ガロワ・モンブランに師事。アンリ・デュティーユの影響も受ける。1957年帰国、東京大学に復学し1960年に卒業。この頃から毎年のように大作を発表しており、管弦楽、室内楽、歌曲などのほか、多くの合唱曲がある。1995年から1998年まで「夏の散乱」、「谺つり星」、「霧の果実」、「焉歌・波摘み」と毎年オーストラ作品を発表、「焉歌・波摘み」では自身6回目の尾高賞を受賞した。1999年3月には初めてのオペラ<支倉常長「遠い帆」>を発表、その成果により第31回サントリー音楽賞を受賞。1974年〜1995年まで桐朋学園大学学長を務める。1999年12月芸術院会員となり、2001年11月文化功労者に選ばれる。国の管打楽器及び吹奏楽の充実・発展に寄与する。


制作部門/株式会社ヤマハミュージックメディア

株式会社ヤマハミュージックメディア


●推薦理由●
管楽器や吹奏楽に関する、基本的なものから、実践的なものまで幅広いニーズに応えた書籍を昨今多く出版している。その功績を称え今回受賞の運びとなりました。

●プロフィール●
1994年設立。吹奏楽やピアノなどの書籍をはじめ、音楽関連の雑誌、楽譜を制作刊行するほか、洋書楽譜などの輸入も手掛ける。また、インターネット配信など幅広く音楽関連の事業を展開中。主な書籍は「必ず役立つ 吹奏楽ハンドブック」シリーズや「絶対!うまくなる 吹奏楽100のコツ」など。


制作部門/中沢けい&『楽隊のうさぎ』製作委員会

楽隊のうさぎ中沢けい ●推薦理由●
中沢けい様の原作「楽隊のうさぎ」を映画化され、吹奏楽部を通じて十代の多感な心が音楽に接し見つめ続け、吹奏楽の素晴らしさを全国に公開されました。また、高崎映画祭最優秀新人男優賞、日本放送映画藝術大賞優秀音楽賞、日本映画プロフェッショナル大賞ベストテン。東京国際映画祭、全州国際映画祭、台北映画祭正式招待作品とこの映画を通じて多数の受賞を称え今回受賞の運びとなりました。

●プロフィール●
中沢けい:明治大学政治経済学部卒。1978年小説「海を感じる時」で第21回群像新人賞受賞。1985年小説「水平線上にて」で第7回野間文芸新人賞を受賞。法政大学文学部教授。主要作品:「海を感じる時」「女ともだち」「水平線上にて」「楽隊のうさぎ」「うさぎとトランペット」他、多数。

『楽隊のうさぎ』製作委員会プロフィール:中沢けい作「楽隊のうさぎ」は、新潮文庫の100冊、夏の課題図書に選定されるほか、2010年センター試験にも取り上げられ、2000年の刊行以来、中高校生を中心に広く読まれています。わたしたちはこの作品を基に設定を音楽の街・浜松に移し、地元の子どもたちとともに映画化に取り組みました。吹奏楽に情熱を注ぐ子どもたちの成長を見つめ、彼らの音を聴き続け、そのありのままを映像化することで、音楽ととともにある子供たちへのエールを贈り続ける映画となることを目指したものです。


啓発部門/公益財団法人文京アカデミー&文京シビックホール

公益財団法人文京アカデミー&文京シビックホール

●推薦理由●
2000年に開館した文京シビックホールを日本管楽合奏コンテスト全国大会の会場として、公益財団法人文京アカデミーに本大会共催としてご参画頂き、本大会が掲げる「管打楽器及び吹奏楽に関する音楽文化の向上を図り、学校教育、生涯教育における我が国の管打楽器及び吹奏楽の充実・発展に寄与することを目的としている。」を共通理念のもと、公益財団法人文京アカデミーにおける大変重要な音楽育成・交流事業と位置付けられ、2002年第8回から2013年第19回に渡り文京シビックホールにおいて、啓発・普及に努めて来られたことを称え今回表彰の運びとなりました。

●プロフィール●
1986年10月「財団法人文京区地域振興サービス公社」として設立。区民センター、スポーツセンター等の受託事業開始。 19950年1月文京シビックホール小ホールの受託事業開始。 2000年3月文京シビックホール大ホールの受託事業開始。 2001年4月財団法人新星東京フィルハーモニー交響楽団。(現公益財団法人東京フィルハーモニー交響楽団)と相互連携・協力協定を締結 2006年3月名称を「財団法人文京アカデミー」と改める。 2006年9月財団法人鼓童文化財団(現公益財団法人)と相互連携・協力協定を締結。 2010年10月シエナ・ウインド・オーケストラ(一般財団法人ジャパン・シンフォニック・ウインズ)と相互連携・協力協定を締結 2011年4月公益財団法人としての認定を受ける。 2014年1月牧阿佐美バレヱ団(公益財団法人橘秋子記念財団)と相互連携・協力協定を締結 現在、コミュニティの育成、文化芸術の振興及び生涯学習の推進を主な柱として、地域社会の発展と豊かな区民生活の形成のための事業を展開している。


特別部門/佐藤 正二郎

佐藤 正二郎

●推薦理由●
長年に渡り全日本吹奏楽コンクール全国大会において指揮を振られ、多数の作曲・著書を出版し日本の吹奏楽の発展に多大な貢献をされました。吹奏楽の後進を育成された功績を称え、今回受賞の運びとなりました。

●プロフィール●
1913年5月1日新潟県生まれ、私立帝国商業学校を卒業した。1933年12月1日陸軍戸山学校に入校。当時官営の音楽学校は、上野の東京音楽学校(現在の東京藝術大学)と戸山学校しかなく、難関を突破して入校2年間の生徒生活を特別優秀な成績で卒業、軍楽隊の一員として中国陸軍に渡った。1940年には、戸山学校教官に任じられ帰国、終戦まで教官を続けた。 終戦後3年間、東京フィルハーモニー管弦楽団で打楽器奏者として勤め、この間に青少年に対する日本音楽連盟の講師などを務めた。1951年文部省より文部教官に任命され、広島大学の講師を拝命、1951年7月には広島県教育委員会から免許法認定官を受ける。大学で教鞭をとりながら、戦後の社会を明るくという思いから、1951年広島フィルハーモニー管弦楽団を設立。1953年には中国放送(RCC)ラジオのサロンオーケストラ創立、作編曲、指揮を一人でこなし、中国地方の人々に音楽による希望と夢を贈った。この間にも青少年で音楽を勉強したい若者達の指導を積極的に行った。これら若い音楽希望の青年は、現在音楽界で活躍している。 また、一般、職場の吹奏楽団を多く手掛け、この時代から社会人の生涯学習の持論を展開し、一般の町の吹奏楽団や職場吹奏楽団の創立に力を貸した。中でも現NTT西日本吹奏楽クラブは、1960年に創立。1998年まで常任指揮者として、働く生涯学習に貢献した。39年間の長きにわたって指揮を続けたことは前人未到の快挙である。1967年日本吹奏楽指導者協会設立にあたっては、発起人となって協力され、第一期の理事を務めた。また、支部ができた時の中国支部第1代の支部長となった。


過去実績

第32回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第31回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第30回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第29回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第28回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第27回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第26回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第25回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第24回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第23回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第22回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第21回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第20回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第19回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第18回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第17回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第16回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第15回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第14回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第13回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第12回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第11回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第10回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第09回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第08回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第07回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第06回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第05回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第04回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第03回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞 

第02回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第01回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞


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