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 Japan Academic Society of Wind Music

第32回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞 academy32

演奏部門/ズーラシアンブラス

ズーラシアンブラス

●推薦理由●
ズーラシアンブラスは、クラシック音楽における絵本のような分かりやすい役割を目的に誕生し、これまで多くの子どもたちのクラシック音楽への興味や関心を広めてこられた。またその活動は、吹奏楽・アンサンブル・オーケストラなど多岐に渡り、今後更なる活躍が期待される。


●プロフィール●
素晴らしい文学作品を読んで聞かせても、小さな子どもがその世界に入り込んでいくことはすぐにはできません。そのために文学の世界には『絵本』と言う素晴らしい芸術の入り口が用意されています。音楽の世界にも童謡という子ども達への贈り物がありますが、歌詞に頼らないクラシックの世界では絵本のような分かりやすい入り口がなかなかありませんでした。ズーラシアンブラスはクラシック音楽における絵本の役割ができれば…と考えられ、そして誕生しました。指揮者のオカピをはじめ全て希少動物という金管五重奏「ズーラシアンブラス」。2000年によこはま動物園ズーラシアでデビューしました。2010年には『横浜観光コンベンション特別功労賞』を、2011年には『キッズデザイン賞』において最優秀賞(経済産業大臣賞)を受賞しました。2014年にはコンサートの取組が高く評価され、株式会社スーパーキッズは経済産業省より「がんばる中小企業・小規模事業者300社」に選定されました。『ズーラシアンブラス』は、これからも音楽の素晴らしさを知る糸口を提供していきたいと思っています。

作・編曲部門/田村 文生

田村文生●推薦理由●
現代音楽の手法を用いた多くの吹奏楽作品をはじめ、様々な分野の作編曲活動を展開している。Vallentino Bucchi国際作曲コンクール(イタリア)、文化庁舞台芸術創作奨励特別賞、Genesis Prize for Opera(英国)などの入選・入賞と素晴らしい実績を上げられており、今後更なる作編曲の活躍が期待され注目を集めている。

●プロフィール●
東京藝術大学大学院およびGuildhall School of Music and Drama,London大学院修了。作曲を北村昭、近藤譲、松下功、R.サクストンの各氏に師事。1995年から97年まで文化庁芸術家在外研修員としてイギリスにて研修。これまでに作品がアジア音楽祭、東京の夏音楽祭、Spitalfields音楽祭(ロンドン)、ISCM世界音楽の日々(香港)、国際現代芸術祭(オデッサ)、Festival Angelica(ボローニャ)、国際現代音楽祭(テグ・韓国)、Klangwerkstatt Berlin Festival fur Neue Musik(ベルリン)等で演奏されているほか、Vallentino Bucchi国際作曲コンクール(イタリア)、文化庁舞台芸術創作奨励特別賞、Genesis Prize for Opera(英国)などに入選・入賞。Ensemble Contemporary α代表として現代音楽の演奏会の企画制作に携わっている。吹奏楽の分野では、1994年度の全日本吹奏楽コンクール課題曲《饗応婦人》を始め、《かわいい女》、《アルプスの少女》、《スノーホワイト》、《葵上》、《泣く女》、《道成寺》など、多くの吹奏楽曲を作曲する一方、J.S.バッハ、R.シューマン、F.リスト、A.スクリャービン、M.レーガーらの鍵盤音楽の吹奏楽化も行っている。日本作曲家協議会、日本電子音楽協会、日本音楽学会各会員、日本管楽芸術学会理事。東京藝術大学准教授。

研究部門/秋山 紀夫

秋山紀夫

●推薦理由●
このたび発刊された『吹奏楽「昭和の資料集」~吹奏楽の歩み:初期から成熟期にかけて~』は、これまでの指導・研究・執筆活動の集大成であり、日本の吹奏楽界における輝かしく偉大な功績として称賛されるものである。

●プロフィール●
昭和4年(1929)3月26日生まれ。昭和28年3月、武蔵野音楽大学短期大学部卒業。昭和31年4月、埼玉県県外派遣留学生として東京芸術大学音楽部に学ぶ。昭和32年3月、同終了。昭和36年5月、米国に留学、コロンビア大学で英語専攻。同9月、ニューヨ-ク州ロチェスター市イーストマン音楽学校に留学。昭和37年3月、帰国。昭和44年4月、武蔵野音楽大学講師として平成12年3月まで31年間勤務。これまで大宮工業高校吹奏楽部指導・指揮、大宮市立桜木中学校吹奏楽部指導・指揮、ソニー吹奏楽団指揮者(現名誉指揮者)、大宮市民吹奏楽団指揮者(現在)やNHKFM「ブラスのひびき」放送を8年間担当。また埼玉県吹奏楽連盟理事長、全日本吹奏楽連盟副理事長、埼玉県吹奏楽連盟会長、埼玉県吹奏楽連盟名誉会長、公益社団法人日本吹奏楽指導者協会名誉会長を歴任。平成20年5月、日本管打・吹奏楽学会アカデミー賞受賞。平成26年5月、埼玉県より下總皖一音楽賞受賞。同年5月、旭日双光章を叙勲。

制作部門/ロケットミュージック株式会社

ロケットミュージック株式会社

●推薦理由●
ロケットミュージック株式会社は、吹奏楽や小学生のための器楽合奏、ソロ楽譜やアンサンブル楽譜の出版や海外の出版社より楽譜の輸入代行販売なども手掛けている。日本の吹奏楽界を代表する秋山紀夫氏が貴重な研究資料や活動を収集し著した『吹奏楽「昭和の資料集」~吹奏楽の歩み:初期から成熟期にかけて~』を制作・発刊した。非常に貴重で有益な資料として吹奏楽関係者に高い評価を受けている。

●プロフィール●
ロケットミュージック株式会社は、日本の楽譜出版および総合楽譜販売(国内出版楽譜および海外出版楽譜)の会社である。ミュージックエイトの2代目代表取締役社長がミュージックエイトのグループ企業、株式会社エイトカンパニィとして2011年に設立。その後、完全に独立し、2014年10月8日に社名をロケットミュージックに変更した。ミュージックエイト同様、吹奏楽や小学生のための器楽合奏、ソロ楽譜やアンサンブル楽譜の出版を行なっているが、自社刊行数は2,100件以上。一方で、海外の出版社より販売されている楽譜の輸入代行販売のほか、国内の出版社も含め全カテゴリ(ピアノ、ギター、ドラム、バンドスコア、管楽器、弦楽器、吹奏楽、マーチングバンド、ジャズアンサンブル、オーケストラ、声楽・合唱、教育楽器、和楽器、他)の楽譜販売を行っていて、取扱楽譜数は15万件以上。

制作部門/ヤマハ株式会社 ヤマハハーモニーディレクターHD-300

ヤマハ株式会社ヤマハハーモニーディレクターHD-300●推薦理由●
指導者が掲げる「言葉では説明しづらい正確なテンポやピッチを素早く示すことや短時間で効率の良い練習」のテーマに応えるべく、ヤマハ株式会社が開発した「ヤマハハーモニーディレクターHD-300」は、機能を充実した上で低価格を実現したことにより、日本の吹奏楽指導に新しい地平を拓いた。

●プロフィール●
ヤマハハーモニーディレクターHD-300は、指導者が言葉では説明しづらい正確なテンポやピッチを素早く示すことができ、演奏者はその音を聴きながら練習することで効率的に音感、テンポ感、リズム感を養うことができます。演奏するうえでの基礎技術をより効率的に学び、限られた時間をより音楽の楽しみを分かち合うために使っていただくようHD-300が皆さんの演奏のサポートをします。

啓発部門/山﨑 昌平

山﨑昌平●推薦理由●
国内外におけるマーチングバンドの研究・研鑚を行い、これまで長年に渡り国民体育大会の演技・自衛隊音楽隊のドリル指導など、日本におけるマーチングバンドの指導・普及に努め、国家的行事のみならず音楽教育においても、マーチングバンド・吹奏楽の推進・発展に広く尽力されてこられた。

●プロフィール●
1947年神奈川県横浜市出身。1966年、大学在学中に日本ビューグルバンドの設立に伴いドラムメジャーとしての活動を開始。米国でのミュージックキャンプ(現BOA、DCI)に参加し研鑽を積み、1969年からマーチングの普及活動に従事。1967年日本パレードバンドアソシエイションの設立に参加し、その後の全日本マーチングバンド連盟、全日本マーチングバンド・バトントワリング連盟等の役員として活動を行う。統合した日本マーチングバンド・バトントワーリング協会の設立に尽力する。(マーチング指導者のライセンス、法人化等にも寄与する。)個人の活動としては、国民体育大会、インターハイ、植樹祭、育樹祭等の全国規模で開催される国民行事やユニバーシアード・アジア大会等の国際大会のマーチング、式典、演技関係の指導にあたる。その他、各地で開催されたイベントの演出・指導にも携わり、各地で開催される講習会、研修会の講師を務めるなど、マーチングの普及推進活動に尽力している。一般社団法人日本マーチングバンド協会公認指導員。

特別部門/甘粕 宏和

甘粕 宏和●推薦理由●
現在、バンドディレクターとして全国各地のバンドを数多く指導している。2021年、ワルシャワ国際吹奏楽指揮コンクール2021において第1位ならびにオーケストラ特別賞受賞と素晴らしい実績を上げられており、今後更なる活躍が期待され注目を集めている。

●プロフィール●
東京音楽大学卒業。在学中は汐澤安彦指揮シンフォニックウィンドアンサンブル団長として活躍。吹奏楽を小澤俊朗氏に師事。音楽について保科洋氏から広く薫陶を受ける。これまでに指揮を三原明人、近藤久敦の各氏に師事。広上淳一教授を中心とする東京音楽大学指揮科研修生として研鑽を積む。ワルシャワ国際吹奏楽指揮コンクール2021において第1位ならびにオーケストラ特別賞受賞。現在はバンドディレクターとして全国各地で活動、また各種執筆や日本吹奏楽指導者クリニックを始めとする講習会講師、審査員などをつとめている。ユーモアあふれる実践的な講習は各地で好評を博している。スポーツ祭東京2013(東京国体)式典音楽の編曲、開閉会式指揮。2015年日韓国交正常化50周年記念事業として韓国ソウルにて現地青少年オーケストラを指導、指揮。2020東京オリンピック閉会式吹奏楽指揮、等。一般社団法人日本管打・吹奏楽学会生涯学習委員会委員。21世紀の吹奏楽“響宴”会員。やまももシンフォニックバンド指揮者。「#コロナ下の音楽文化を前に進めるプロジェクト」メンバー。

過去実績

第32回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第31回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第30回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第29回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第28回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第27回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第26回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第25回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第24回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第23回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第22回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第21回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第20回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第19回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第18回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第17回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第16回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第15回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第14回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第13回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第12回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第11回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第10回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第09回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第08回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第07回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第06回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第05回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第04回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第03回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞 

第02回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第01回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

一般社団法人日本管打・吹奏楽学会

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